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フランス美的生活通信

~フランス流心地よい暮らしとは? ナチュラルで、美しく健康的な暮らしを目指す日記です~
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怒るフランス人と怒らない自分

フランスの田舎景色

先日、勤務先のフランス人に「どうしてあなた(日本人)は感情を出さないの?」と聞かれました。職場で私が怒った姿を見たことがないから疑問に思ったそうです。

もちろん、ストレスが多い勤務先で怒りたくなるときもあります。でもあえて感情として出しません。自分の感情を上手くコントロールし、ネガティブな感情を人前に出さない様にしています。 

フランス人を見ていると、彼等はそういう面で損をしているなとよく思います。感情をコントロールすることが出来ず、感情丸出しで自分のやり方だけが正しいと一方的に主張するところです。残念なことに、そういう態度は相手を逆にもっと怒らせるだけで、問題が解決するどころか、物事を余計複雑に発展させます。 フランス人の喜怒哀楽が激しい感情丸出しの性格は、フランス映画の中ではカッコイイのですが、実生活では相手はたまったものじゃありません。

怒りたくなる時は、気持ちを静め、逆に余裕の笑顔で仕事をするようにしています。その方が仕事も人間関係も上手くいくというものだと思ってます。フランス生活が長くなってきましたが(既に10年)、自分は日本人でよかったなと思います。 

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住むなら都会?田舎?~フランスの場合

フランスの都会と田舎

住むなら都会?それとも田舎?フランスも日本同様、理想の住居を見つけるのはそう簡単ではありません。都会の騒々しさとストレスから離れ、自然に囲まれた環境で暮らしたい・・という理由からずっと田舎暮らしをしていますが、これがなかなか大変です。都会暮らしとはまた違ったストレスがあります。

先ず、何処へ行くにも遠いこと。買い物をするのに毎回車を出さないといけません。電車やバスも一応存在しますが、1~2時間に1本、週末には朝と夕方の2本だけなんていうこともあり、とにかく自家用車がなくては何も出来ません。毎日頻繁に車を運転しているので、ガソリン代が高騰している今の時代には経済的に厳しいです。そして通勤に往復100kmもかけています(田舎には仕事が無い為)。排気量の多い車で高速走行しても片道1時間以上します。仕事を終えて帰宅するには自宅は遠く、運転も辛いです。フランスの田舎は交通の便が悪すぎます。

それに田舎は人間が保守的で閉鎖的です。アルジェリア戦争を経験した年配の方々はアラブ系に対しての差別意識が未だ残っています。フランスに居るアジア系は単純に全て「中国人又はベトナム人」と思い込んでいる方々も多い。日本人はパリでブランド買い占める観光客、くらいのイメージしかない。黒人というだけで警察に車を止められる。田舎で暮らすのは偏見との戦いでもあります。

それでも、田舎で暮らす利点もあります。都会では到底買えない庭付の大きなマイホームが、都会のワンルームの値段で買えてしまう。美味しい空気と緑豊かな自然。聞こえてくるのは小鳥やふくろうのさえずり。時間がゆっくり流れながら、騒がしくなく静かに過ごせる。仕事の接客で疲れて帰宅し、誰にも邪魔されず静かに過ごせるというのは有難く思います。

田舎の人間に対して厳しく書いてしまいましたが、中にはとても人情が厚く優しい人達もいます。都会では子供の保育園が見つからない、保育料が高いという話も聞きますが、田舎の保育園には必ず空きがあり料金も安くなっています。乗馬やカヌー等のアウトドアスポーツも普通に楽しめるのは魅力的です。

都会と田舎、住みやすいのはどちらなんでしょうね・・?

フランスの昔と今~100年前の幼稚園

フランスの幼稚園の子供達、1890~1900年頃といわれる写真と1世紀以上経った現在の幼稚園の子供たちの写真を比べてみました。

フランスの幼稚園

当時は、幼稚園からでも男女別々に分けていたのですね。ワンピースを着させられたお行儀良さそうな当時の女の子達と比べ、今の女の子達はスニーカーにズボン、やんちゃな男の子と一緒に遊び学びます。男の子相手にケンカだってします。現在の幼稚園の先生といえば比較的優しそうですが、この時代の先生はなんだかとても厳格に見えます。

こうやって昔と今の写真を比べるとはっきりするのですが、現在の子供達は昔と比べて大きくなっています。栄養状態が良くなったのでしょうか。下は4歳の娘のmoyenne section(年中組)の写真なんですが、4~5歳の学級とはいえ、6歳に見える体格の大きい男の子や女の子もいます。

こうやって昔と今の写真を比べるのはおもしろいですね。
写真一枚からその背景の歴史や状況が伝わってくるからです。
フランスの昔と今・・また別の機会に写真を比べてご紹介してみたいと思います。

美肌の秘訣は黒いベール

パリ・ロワシー空港が勤務地ということから、世界中からの様々な人々と毎日接しています。そして様々な国の人を観察しているうちに、あるひとつのことに気付きました。それは、ある国の女性の肌の美しさです。

そのある国というのはサウジアラビアの女性。彼女達は頭の先から足の先まで、アバヤと呼ばれる黒いベールで全身を覆われています。職業柄、そのベールの下に隠れた素肌を拝見することがあるのですが、彼女達の陶器の様な美しい肌には本当に驚かされます。それも、10~20代の女性だけでなく、40を過ぎたと思われる女性でも色白で、きめこまやかで美しい肌をしている方が多い。

サウジアラビアといえば、年間気温は平均して30度、夏に至っては40度は当たり前という灼熱の地。全身はベールで包まれることによって、恐らくその様な過酷な気候と紫外線から守られているのでしょう。 海に入る時でさえもベールで全身を包み、彼女達が公に肌を見せることは無いと聞きます。 

ベールによってこそ彼女達の美肌があるのかもしれません。ですが、別に私は彼女達のあの黒いベールを肯定するつもりはありません。否定をするつもりもありません。その国の文化ですから…。 日本でさえも、その昔は女性は毎日着物を着て、現在の様に肌を露出して歩くなんてことは考えられなかった時代もあった筈です。その国の文化を私は否定するつもりはありません。 

女性の人権が軽視されているとの声がありますが、確かに欧米の視点から見るとその通りだと思います。 サウジ女性が仕事に就くことは許されない。男性と同様の権利は無い(女性からは離婚を言い出す権利が無い等)。ただ、だからといって彼女達が必ずしも不幸ということでは無いと思います。私の目には、小さな女の子をあやして遊んでいるお父さんとお母さんがいる、ごく普通の幸せそうな一家が多い。離婚でもめて家族バラバラになってゆく欧米よりも、もしろ家族を大事にする家庭が多い様に感じる時がある。

女性に対する差別意識が無くなり、彼女達が黒いベールを脱いでその美しさで世界中を魅了する日が来ることを願っています。

シェルタリングスカイ

外食をしなくなった自分と、フランス人

フランスに移り住んで早10年。
フランスに到着したばかりの頃と比べて、今現在はほとんど外食をしなくなりました。

現在の外食回数は数ヶ月につき1回。それも一回20ユーロ程度です。毎日、自宅で料理をしています。もちろん、どうしようもなく面倒で料理なんか作りたくない時だってあります。でも慣れてしまうと冷蔵庫の中にある素材で何だって簡単に出来てしまいます。食洗機があるので自炊は苦になりません。

家族の為に出費を抑えたい・・
健康の為に塩分脂分を控えたい・・
自宅で手作りをして野菜を取りたい・・

という心理があるから自然に外食をしなくなったと思うのですが、フランスの田舎で暮らしていると、わざわざ車を出してまで無理矢理レストランに行く方が、自炊をするよりよっぽど面倒だというのが、最も大きな理由です。

フランスでは、パリや大都市を除けば、日本人が思っている程、普段レストランで外食しない人が多いと思うのです(居酒屋を意味するブラッセリーやカフェをレストランという定義から外した場合)。レストランの狭いテーブルで食事中、カードの請求をするウエイターがちょこちょこテーブルにやって来て確認、食べ終わったら、はいサヨウナラ!という雰囲気よりは、自宅の庭で自慢の庭の花に囲まれながら、家族、友人同士で誰にも邪魔されず、ゆっくりと時間を過ごす方が好きなんですね。

フランス美的生活通信

自宅のお庭で過ごす天気の良い日は、レストランよりもずっと、心身をゆったりと休め、気がねなくのんびりと振る舞えますよね。

フランス人が外食をあまりしないのは、ケチっているからではなく、節約したいからでもなく、そういうスローライフ思考にあるからだと思うのですが・・。

[08/30 Marie]
[08/27 bubu_maje]
[08/23 Marie]
[08/23 Marie]
[08/16 Marie]

HN:
Jardin Bleu
性別:
女性
職業:
航空会社地上職
趣味:
美術・写真・QUEENを聴くこと
自己紹介:
仕事と子育てに忙しいフランス在住の30代。ちょっとしたアイデアで幸せになれるフランスでの美的生活術を綴っています。

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