先日、勤務先のフランス人に「どうしてあなた(日本人)は感情を出さないの?」と聞かれました。職場で私が怒った姿を見たことがないから疑問に思ったそうです。
もちろん、ストレスが多い勤務先で怒りたくなるときもあります。でもあえて感情として出しません。自分の感情を上手くコントロールし、ネガティブな感情を人前に出さない様にしています。
フランス人を見ていると、彼等はそういう面で損をしているなとよく思います。感情をコントロールすることが出来ず、感情丸出しで自分のやり方だけが正しいと一方的に主張するところです。残念なことに、そういう態度は相手を逆にもっと怒らせるだけで、問題が解決するどころか、物事を余計複雑に発展させます。 フランス人の喜怒哀楽が激しい感情丸出しの性格は、フランス映画の中ではカッコイイのですが、実生活では相手はたまったものじゃありません。
怒りたくなる時は、気持ちを静め、逆に余裕の笑顔で仕事をするようにしています。その方が仕事も人間関係も上手くいくというものだと思ってます。フランス生活が長くなってきましたが(既に10年)、自分は日本人でよかったなと思います。