もともと自然なハーブ療法が好きなのですが、自然の有効成分が凝縮された精油を使ってのアロマテラピーもとても興味があります。現在様々な香りの精油を試していますが、中でもベルガモットは最も気になる香りのひとつです。
ベルガモットはレモンとオレンジを合体させたような柑橘系の果物なんですが、その香りは柑橘系というよりは、紅茶の様な・・?リプトンティーを開封したばかりの香りがする、と思っていたら、それもその筈なんです。アールグレイはこのベルガモットで香り付けされていたんですね。なるほど、ベルガモットは紅茶好きにはたまらなく癒される香りです。このベルガモットのアロマオイル一滴で私は一日中、紅茶の香りに包まれ、ストレスから開放され幸せな気分になれます。ある意味、自然の抗うつ剤ですね。
ところで、食用には向かないと言われているベルガモットの果物ですが、フランスではごく普通に食用として売られています。私が以前購入したベルガモットはモロッコ産で、見かけはオレンジに近いのですが、オレンジよりは皮が柔らかったです。見た目だけで言えば、ちょうど、お正月に鏡餅と一緒に飾られる日本のダイダイ(橙)とそっくりでしょうか。味は苦くて生食するには向かないのですが、その柔らかく、フレッシュで甘い香りの皮はマーマレードやジャム、パンやタルト等・・様々なお菓子のレシピに使われています。
ベルガモットの精油はリラックス効果だけでなく、肌の炎症を抑える作用や、殺菌、消毒作用もあると言われているので、オイリー肌用のスキンケア化粧品作りに良いかも知れないですね。ベルガモットの精油を加えた手作りせっけんや手作りローション、いつか時間があれば是非チャレンジしてみたいと思います。